コース
ハニーナッツスクウォッシュとマテガイ
淡いフォームに炒った穀粒と刻んだ緑を散らして、真ん中に橙のかけら。下にマテガイが沈んでいる。
かぼちゃの香りも味もない。ただ、中の貝はかみごたえが良い。
卵に卵に卵
そば粉のトーストを立てて、キャビアを盛り、黄身とアイオリを敷く。ディルと玉ねぎの薄切り、緑のオイル。
トーストの脂がカリカリ。キャビアの塩気と、黄身とアイオリの濃厚が最高で、ディルと玉ねぎが良いアクセントになる。
ロブスターの黒トリュフのマリネ キウイ ブラータ
ロブスターを黒トリュフでマリネして、キウイとブラータ。黒トリュフの薄切りを大きくかぶせ、ピンクのラディッシュ、緑のソース、ケッパー。
ロブスターの旨みと、さっぱりした甘さがよく合う。ロブスターは後味が残る。
ホッキョクイワナのグリルとアーティチョークのアニョロッティ 鴨の出汁
琥珀色の澄んだ鴨の出汁に、皮を焼いたホッキョクイワナ。上にアーティチョークのアニョロッティが3つ。
出汁は一瞬カレーみたいに香る。イワナは皮がよく焼けていて、味も美味い。日本並み。アニョロッティも美味い。大根は酸味がある。全部合わせても美味しい。
白トリュフと緑と白のパスタ
緑のパスタに、アルバの白トリュフを薄く削って一面に重ねる。白いソースとパン粉。
トリュフの香りと味。濃厚なチーズソースで、スピナッチがうますぎる。
ブラント・ファームの牛肉 プンタレッラ アンズタケ
ブラント・ファームの牛肉を四角く切って焼く。断面は赤いまま。褐色のジュ、アンズタケ、プンタレッラの茎と葉。
少し刺激的な感じだけど、癖はない。ソースが良い感じで、若干スパイシーかもしれない。
トムコード葡萄とヨーグルト 洋梨のポシェとカスタードクリーム ヘーゼルナッツのシューといちじくの葉のマカロン
グラスにトムコード葡萄とヨーグルトの泡。木皿に洋梨のポシェとカスタードクリーム、白い器にヘーゼルナッツのシューといちじくの葉のマカロン。
ヨーグルトの酸で、葡萄の甘さが重くならない。
まとめ
ニューヨーク近代美術館の The Modern で10月19日。ハニーナッツスクウォッシュとマテガイから、キャビアと卵、黒トリュフのロブスター、鴨の出汁のイワナ、白トリュフのパスタ、牛肉、最後に葡萄とヨーグルトまで。
一番はキャビアと卵。トーストの脂のカリカリに、キャビアの塩気と黄身とアイオリの濃厚が重なって、ディルと玉ねぎが効く。「卵に卵に卵」という名前のとおり、キャビアも卵のうちに数えている。
トリュフが2度出てくるのが面白い。ロブスターには黒を薄切りでかぶせ、パスタにはアルバの白を一面に削る。同じ晩に黒と白を並べてくる。
ワインは6杯で、マデイラのセルシアルから始まる。シャンパーニュ、ウィーンのヌスベルク、アルザスのピノ・グリとシャルドネ、ウコ・ヴァレーのマルベック、最後にジュランソンの甘口。
イワナは皮がよく焼けていて、日本並みに美味かった。次は同じ焼きを、鴨の出汁ではなく塩だけで食べてみたい。