コース
たたらの森 彩り天佑卵のしっとり卵豆腐 蒸し鮑 キャビア 新じゅん菜 アスパラ
彩り天佑卵の卵豆腐、蒸し鮑、キャビア、新じゅん菜、アスパラ。
卵豆腐は見た目こそ豆腐だが、味は茶碗蒸しのよう。鮑は優しい味で固くなく、さっぱりしたじゅん菜が卵豆腐に意外と合う。
大田の大穴子 一夜干し 蟹真薯はさみ揚げ 生雲丹 もろげ海老
大田の大穴子の一夜干し、蟹真薯のはさみ揚げ、生雲丹、もろげ海老、レモン。
穴子と蟹の味に生雲丹が加わり、最後は海苔で旨味を包む。この三つがかなり合う。
奥出雲和牛ローストビーフ 炙り寿司
奥出雲和牛のローストビーフ、炙り寿司、ねぎ塩。
ねぎ塩のローストビーフはカルビのようで、旨味がすごい。ご飯の量もちょうどよく、肉と一緒にとろけていく。
島根県浜田港の鮮魚5種 カネモリ七年熟成醤油
浜田港で水揚げされた鮮魚5種の刺身、カネモリの七年熟成醤油。
7年熟成の醤油は麹や麦のような柔らかさがあり、苦くない。穴子は軽い甘みと強い旨味があって鰻のよう。鯵は上品な旨味、イカはねっとりした甘み、ハタも旨味がすごい。なかでも甘鯛と醤油がいちばん合う。
鴨島大蛤 吉野煮 賀茂茄子 万願寺唐辛子
鴨島大蛤の吉野煮、賀茂茄子、万願寺唐辛子、糸賀喜。
蛤は部位ごとに美味しく、とろみとも合う。賀茂茄子にも、このとろみがよく合う。
出雲そば 地伝酒あご野焼き
出雲そば、飛魚のすり身を使った地伝酒あご野焼き。
飛魚のすり身で作るあご野焼きが良い味。
奥出雲和牛サーロイン 炭火焼き
奥出雲和牛サーロインの炭火焼き、蓮根、パプリカ、玉蜀黍、エリンギ、わさび、辛子、醤油。
噛みやすいのに、旨味は簡単に切れず口に残る。サーロインの割には脂ばかりにならず、野菜も蒸したように甘い。わさびも辛子も良いが、とにかく醤油が良い。
お結び のどぐろ塩焼き 鰻かば焼き 十六島海苔
2種類の海苔を巻いたお結び、のどぐろの塩焼き、鰻のかば焼き、明太子、香の物、神西湖の大和しじみの赤出汁。
米が美味い。鰻も良く、ノドグロは優しい味。お結びは2種類の海苔を食べ比べられる。
松江 彩雲堂の和菓子 中之白お抹茶
菓子器と茶碗に松江の彩雲堂の和菓子、中之白の抹茶。
抹茶は苦味がなく、ほうじ茶に近い柔らかさ。
6月2日の一日限りのディナーイベントでは、裏千家の澤井雅彦氏が抹茶を点てた。
まとめ
グランド ハイアット 東京の旬房で6月の夜。6月2日から30日までの「グランド グルメ トリップ ~島根~」の初日で、この日だけのディナーイベントだった。卵豆腐と蒸し鮑から始まり、大田の大穴子、奥出雲和牛の炙り寿司、浜田港の鮮魚5種、大蛤、出雲そば、奥出雲和牛の炭火焼き、お結び、彩雲堂の和菓子まで9品。
印象に残ったのは浜田港の刺身。穴子、鯵、甘鯛、イカ、ハタで、甘みや旨味の出方がそれぞれ違う。カネモリの7年熟成醤油は角がなく、この醤油と食べるなら甘鯛が抜けていた。
グラスは吉賀茶エールと和ヴァイツェン、出雲富士、理八。最後は松江の彩雲堂の和菓子に、裏千家の澤井雅彦氏が点てた中之白の抹茶が付く。島根の海から山へ進み、十六島海苔を巻いたお結びと抹茶で終わる夜だった。