手書きの「Today's wine from team 余市」のカードと、6脚のグラス
手書きの「Today's wine from team 余市」。造り手の名前がグラスの下に並ぶ

コース

01

余市いくらの七尾新米ご飯

食材いくら

産地いくら余市

七尾の新米に、余市のいくら。筋子は血抜きしてあって、臭みがない。いくらは小鉢と同じスレートの上に、赤い葉を敷いたガラスの器で。

詩 2014 のラベル。流星の夜空
詩 2014 のラベル。流星の夜空
02

余市の白貝とモロヘイヤ、プルーン

スレートの上に、白貝とモロヘイヤの小鉢と、余市のいくら

ヴィラ・アイーダの小林寛司の小鉢。余市の白貝とモロヘイヤ、プルーン。楓の葉の上の縞の小鉢に、白い花。

塩気は控えめで、旨味は濃い。小さいのに凄い。酢がほんのり効いている。プルーンは茄子みたいで控えめ。貝はハーブが効いて、後味が広がる。ハーブというより、食べやすい草。

03

アラのお造り 蕗の薹のピクルス 肉醤油

竹の皿に大葉、アラのお造り、細く切った根セロリ

ウオゼンの井上和洋が釣ったアラのお造り。竹の四方皿に大葉を敷いて、細く切った根セロリを山に。蕗の薹のピクルス、肉醤油、ビーツ。根セロリは佐々木ファーム。

アラは旨味と脂身。1時間寝かせてある。ピクルスは殺さず、支えるぐらい。肉醤油も押し上げる。蕗の薹とパプリカの酸味が合う。

04

鮎 赤井川の天然舞茸 鮎のソース

食材舞茸

鮎一尾に焼いた舞茸、鮎のソース

鮎に出汁、山椒、生姜。余市・赤井川の天然舞茸と、鮎のソース。白い皿に鮎が一尾、上に焼いた舞茸。

舞茸は瞬間的に焼き上げてあって、香りが立つ。みずみずしさとコクが凄い。鮎は甘露煮的で、ソースも合う。

05

サラダ

黒い大鉢に山盛りのサラダ

サラダ。黒い大鉢に、薄く削った野菜と葉、花、豆を山盛りにして、取り分ける。小鉢にはカリフラワー、とうもろこし、ビーツの薄切り、隠元。

取り分けたサラダ。カリフラワー、とうもろこし、ビーツの薄切り
取り分けたサラダ
06

ツキノワグマのしゃぶしゃぶ きのこのスープ仕立て

褐色の鉢に、きのことツキノワグマのしゃぶしゃぶ

ウオゼンのジビエ。アゴ出汁のスープにきのこを入れて、ツキノワグマをしゃぶしゃぶに。畑しめじ、花びらたけ、ラクヨウ。

07

川嶋の肉じゃが 能登牛 余市のじゃがいも

食材能登牛じゃがいも

産地能登牛能登じゃがいも余市

黒い皿に、じゃがいものピュレをかぶせた肉じゃが

一本杉 川嶋の川嶋亨の肉じゃが。能登の牛バラを赤ワインと玉ねぎで、余市のじゃがいもをピュレにしてかぶせ、梅干しのパウダー。

玉ねぎが甘い。じゃがいもは変わった甘さで、自然の甘さを極めた感じ。

08

サーロイン じゃがいもとポワロのサラダ 山葡萄の新芽の塩漬け

食材牛肉

角皿にサーロイン、赤紫のソース、白髪葱、山椒

サーロイン。じゃがいもとポワロのサラダ、山葡萄の新芽の塩漬け。角皿に赤い断面のサーロイン、赤紫のソース、白髪葱、山椒の実。

サーロインにしては赤身で、それがうまく酸と合う。

09

きのこの出汁ご飯

素焼きの椀に、きのこの出汁ご飯

きのこの旨味の出汁ご飯。素焼きの椀に、きのこ入りの茶色い炊き込みご飯。

10

ぶどうのトルタ 余市牛乳のジェラート

食材葡萄

ぶどうのトルタに余市牛乳のジェラート

ドメーヌ・タカヒコのピノとツヴァイゲルトのぶどうのトルタに、余市牛乳のジェラート。

ジェラートは濃厚で、塩が入っているかもしれない。タルトはぷにぷに。

まとめ

2024年9月27日、余市のエーヴランドホテル。The Japan Times の Destination Restaurants が能登のために開いたチャリティ・ディナーで、余市SAGRAの村井啓人、新潟・ウオゼンの井上和洋、七尾・一本杉 川嶋の川嶋亨、和歌山・ヴィラ・アイーダの小林寛司の4人が厨房に立った。

皿ごとに作り手が変わる。アイーダの白貝とモロヘイヤ、ウオゼンの釣ったアラと熊のしゃぶしゃぶ、川嶋の能登牛の肉じゃが。七尾の新米に余市のいくら、能登の牛に余市のじゃがいもと、能登と余市が一皿の中で組んである。

ワインは「team 余市」から6本。10Rの詩、山田堂のケルナー、登醸造のセツナウタ、ドメーヌモンの Dom Gris、タカヒコの Nana-Tsu-Mori、アツシスズキの Tomo Blanc。手書きのカードに、造り手の名前がグラスごとに並ぶ。

一番残ったのはアイーダの小鉢。小さいのに旨味が濃くて、草が効いている。次に川嶋の肉じゃがのじゃがいも。自然の甘さを極めた感じ。

この顔ぶれで食べられるのは一晩だけだった。次は七尾で、川嶋の店の肉じゃがを食べてみたい。