水無月の手書きの献立
手書きの水無月の献立。水無月豆腐から葛焼きまで11品

コース

01

能登大納言小豆とじゅんさい、生雲丹の水無月胡麻豆腐

茅の輪を添えた水無月胡麻豆腐に能登大納言小豆とじゅんさい、生雲丹

水無月に見立てた胡麻豆腐、能登大納言小豆、じゅんさい、表面に焼き目をつけた生雲丹。

胡麻の旨みは少し濃く、じゅんさいはさっぱり。焼き目のある雲丹は苦みがなく、まろやかだった。

02

とうもろこししんじょう 白海老

とうもろこししんじょうに白海老、インゲン、柚子

とうもろこしを粒のまま並べたしんじょう、焼き目のついた白海老、インゲン、柚子。

出汁を吸った白海老は煎餅のように味が濃く、身はぷりぷり。とうもろこしのしんじょうは、すっきり甘い。

03

新湊のしまだいとマコガレイのお造り

食材しまだいマコガレイ

産地しまだい富山 新湊・マコガレイ富山 新湊

新湊のしまだいとマコガレイのお造り

新湊のしまだいとマコガレイのお造り、能登の塩、わさび。

どちらもこりこり。しまだいは噛むほどに味が出て、マコガレイはさらに旨みが強い。能登の塩で味が締まり、甘みが少し出る。ライムも合いそうだった。

04

祇園ごんべいのよもぎ冷麦

食材よもぎ

とろろと海苔を添えたよもぎ冷麦

祇園ごんべいのよもぎ冷麦、とろろ、海苔。

よもぎの香りは強すぎず、麺そのものの味が分かる。さっぱりしていた。

05

八寸

青葉をあしらった丸盆に7種の八寸

生麩にカマンベールチーズ、千切りのじゃがいもとオクラ、さっと茹でたそら豆の五箇山豆腐白和え、魚のすり身の和風カステラ、スナップエンドウに梅肉、最中にワラビ、新湊のサザエの味噌和え。

どれも素材の味が中心で、添えたものは少し押すくらいに収まっていた。

06

魚津の越中バイの藁焼き

食材バイ貝

産地バイ貝富山 魚津

魚津の越中バイの藁焼き

魚津の越中バイを串に打って藁焼きに。

藁焼きにする前の越中バイを打った串
魚津の越中バイを串に打ち、藁焼きにする前のところ

藁焼きの香りがありながら、身は柔らかい。噛むたびに味が出る。

07

能登・珠洲の毛蟹 はす芋 橙の酢ゼリー

食材毛蟹蓮芋

産地毛蟹能登 珠洲

能登・珠洲の毛蟹にはす芋と橙の酢ゼリー、紫蘇

能登・珠洲の毛蟹、はす芋、橙の酢ゼリー、紫蘇。

橙の酢ゼリーでさっぱりしたあと、毛蟹の旨みが広がる。ゼリーに入った紫蘇もよく合う。

08

富山の新玉ねぎのオーブンロースト 白海老餡

食材玉ねぎ白海老

産地玉ねぎ富山

白海老餡に沈めた富山の新玉ねぎのオーブンロースト

富山の新玉ねぎを皮付きのままオーブンでロースト、白海老の餡。

白海老の餡は香りがよく、コクと旨みが強い。新玉ねぎは甘みが詰まり、餡とよく合う。かすかにグラタンのようなオーブンの感じもあった。

09

熊そぼろご飯 錦糸玉子 絹さや

食材熊米卵

土鍋の御飯に熊そぼろ、錦糸玉子、絹さや

土鍋で炊いた御飯、熊そぼろ、錦糸玉子、絹さやの千切り、香の物と吸い物。

熊そぼろご飯をよそった器と香の物、吸い物
熊そぼろご飯をよそい、香の物と吸い物と

熊そぼろの濃さを、錦糸玉子の甘みと御飯がやわらげる。

10

満寿泉プラチナの酒粕アイス

食材酒粕

満寿泉プラチナの酒粕アイス

満寿泉プラチナの酒粕で作ったアイスをひとすくい。

冷たい甘さの中に、満寿泉プラチナの酒粕の香りが通る。

11

葛焼き 御抹茶

食材葛

二切れの葛焼きと御抹茶

葛焼き、御抹茶。

葛焼きのやわらかな甘みを、抹茶の苦みで止める。

まとめ

富山の御料理 ふじ居で6月の昼。水無月胡麻豆腐、とうもろこししんじょう、2種の白身のお造り、よもぎ冷麦、八寸、越中バイ、毛蟹、新玉ねぎ、熊そぼろご飯、酒粕アイス、葛焼きで11品。

酒は満寿泉の酒仙一献、プラチナ寿の搾り生酒、ふじ居ボトル、純米大吟醸、R のぬる燗、Pero、多麹、貴醸酒で造った貴醸酒。間にアンリ・ジローのエスプリと IWA 5 が入り、最後は抹茶になる。皿が替わるたびに、同じ蔵の違う一本が出てきた。

印象に残ったのは、富山の新玉ねぎ。皮付きで焼いた玉ねぎだけでも甘いところへ、白海老の餡の香りと濃さが加わる。富山の畑と海が一つの器に入り、6月の皿になっていた。